ガザ抵抗、イスラエルの悪夢/パレスチナ人アナリスト:「殉教者は皆、シオニズムの棺に打ち込まれる釘」
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パレスチナ抵抗組織のメンバー
アラブ世界の著名なアナリスト、アブドゥルバリ・アトワン氏がパレスチナとイエメンの抵抗を称賛し、「アメリカの最新鋭戦闘機がシオニスト政権イスラエルの勝利を保証するものではない」と強調しました。
アトワン氏は、英国拠点のアラビア語ニュースサイト「ライ・アルヨウム」での解説記事の中で「ガザ地区やイエメンの抵抗勢力に地獄の門を開くというシオニストとアメリカの当局の脅迫は、アラブ諸国の流血に対するイスラエルとアメリカの当局の渇望と横暴さを示している」と述べています。
【ParsToday西アジア】イルナー通信によりますと、アトワン氏はイスラエルと米国の侵略に対するパレスチナ人とイエメン人の抵抗を称賛するとともに「米国の最新鋭戦闘機が勝利を保証するのではなく、戦争の結果は地上戦と戦闘員の不屈の精神によって決まる。またこうした脅迫は、アラブ諸国の流血に対するイスラエルと米国の当局者らの渇望と横暴さを物語っている」と語りました。
また、イスラエルのカッツ戦争大臣が「パレスチナ・イスラム抵抗運動ハマスとその指導者に対して地獄の門を開く」と脅迫したことを、イスラエルのテロと脅迫の計画の兆候だとしました。
さらに、ガザ地区の住民を飢餓に陥れ、救援物資配給所に集まった民間人を狙い撃ちにするといったイスラエル政権の犯罪を批判し、これらの行為をまさに「地獄」の実例だとして「飢餓状態にある人々を銃弾や無人機で救援物資配給センターのという死の罠にかけ処刑するのは地獄ではないのか?彼らはガザ地区のナチスのように死体焼却所を建設したいのか?」との疑問を提示しました。
そして、シオニスト兵士に対する待ち伏せ攻撃の成功や軍事装備の破壊などパレスチナ抵抗勢力の日常的な作戦に言及し、「ガザは降伏せず、その勢力は拡大している」と強調しています。
続けて「ガザ住民の伝説的な抵抗を伴うこの粘り強さや、イスラエル占領地テルアビブ中心部での反シオニスト作戦が証明しているのは、あらゆる諜報機関やスパイ拠点が存在しながらネタニヤフ・イスラエル首相がパレスチナの人々を未だによく知らないこと、そしてネタニヤフ氏がパレスチナ国民の抵抗の精神を無視することで現実を理解しそこねていることである」と語りました。
アトワン氏は最後に「シオニスト入植者とその支持者どもは、この世界で安全保障という色を見ることはないだろう。ガザで殉教するすべての幼児や子どもたちは、いわばシオニスト計画の棺に打ち込まれる釘であり、このプロセスはシオニストの計画を終焉に一層近づけるものだ」と結びました。