イラン次期大統領、「人権擁護がイランの政策の基本」
イラン次期大統領に選出されたライースィー氏が、「各種人権の擁護がイランの政策の基本である」と語りました。
国際通信イランプレスによりますと、ライースィー氏は21日水曜、バチカン市国のピエトロ・パロリン首相との電話連絡において、「諸宗教の教えに基づき、イランとバチカンは、世界の抑圧された人々を支持し、圧制者に対峙する必要がある」と述べています。
また、「イランは宗教的民主主義統治体制として諸宗教、特にキリスト教との間のあらゆる交流や対話を歓迎する」としました。
さらに、「パレスチナの抑圧された人々への支援、占領者であるシオニスト政権イスラエルとの戦い、イエメン国民の擁護、イラクとシリアでのタクフィール派テロリストとの戦い、イラクでのキリスト教徒らの擁護、というイランの政策は、人権擁護という我々の宗教的原則に根ざしたものだ」と語っています。
そして、「テロとの戦いにおいて、殉教者ソレイマーニー・イランイスラム革命防衛隊司令官が聖なる闘争を行い、イスラム教徒とキリスト教徒の命を犯罪者たるテロリストの手から救ったことことは決して忘却されない」とし、「今日、人権擁護は、イスラム教とキリスト教を含む複数宗教間の協力・交流関係の基本軸となるべきだ」と述べました。
一方、パロリン・バチカン市国首相も、ライースィー氏の大統領当選に祝意を表明するとともに、今後の成功を祈願するとし、「今日、我々は世界に平和的なムードが満ち溢れるよう、平和と安定を世界にもたらすべく協力するという重要な任務を担っている」としています。
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