8月 22, 2021 21:08 Asia/Tokyo

イラン国家安全保障最高評議会のシャムハーニー書記が、「米国による緊張を生む諸政策の継続は、地域や世界にとって非常に危険な結果となる」と述べました。

シャムハーニー書記は22日日曜、日本の茂木外相との会談において、二国関係の長い歴史について触れ、第三者の介入や影響を受けない相互関係の質的拡大の必要性を強調しました。

続けて、「二国関係のレベル上昇に向けた様々な可能性が、特に経済分野に存在しており、イラン新政府との交流で新たに道を敷くにふさわしい」としました。

一方、国際な航海の安全維持はイランの基本戦略のひとつであり、ペルシャ湾での外国軍駐留は、地域の安定や恒久的安全の妨げになるとしました。

また、アメリカ中央軍USCENTCOM)のメカニズムに偽りの政権イスラエルが食い込んでいることは、米国が情勢不安を作りだす諸政策を継続している危険な兆候だとして、「このような緊張を生む政策を続けることは、地域や世界の安全や安定にとって、非常に危険な結果になるだろう」と述べました。

そして、核合意に関するイランのアプローチを明示しながら、アメリカの無責任な核合意離脱および責務不履行、さらにバイデン米政権によるトランプ前大統領の政策継続が、現在の状況を生み出した基本的原因であることに言及し、「米国により作られた袋小路から抜け出す道は、イラン国民の持つ当然の権利を認めることだ」と指摘しました。

茂木外相もこの会談で、日本政府がイランとの関係レベルの上昇を望んでいることを表明し、「イラン新政府が発足するのにあわせ、二国関係をこれまで以上に拡大したい」と述べました。

 

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