イラン北東部ホラーサーン・ラザヴィー州ゴナーバードのカナート
12月 18, 2021 13:02 Asia/Tokyo
イラン北東部ホラーサーン・ラザヴィー州ゴナーバードの街にある地下水路・カナートは、人間の手によって作られた驚くべき施設のひとつであり、人類と自然との調和でもあります。
イランに存在する中でも最も深いこのカナートは、2500年の歴史を持つ世界で最も構造工学にかなった水路のひとつです。ゴナーバードのカナートは全長が33kmにおよび、ガサベ(街)とドゥーラーブ(つるべ)という名の2本の主流から成っているほか、合計427の井戸穴に繫がっています。
300m以上の深さを持つこれだけ大きな水路の掘削、つまりこの深さから7300万㎥以上の土を取り除く作業を、アケメネス朝時代から進路や高低差に寸分の狂いもなく行っていたことは、世界でも類を見ないすばらしい偉業だといえます。
最低でも2250年前に開通したこの驚くべきカナートは、一定時間あたりに流れる水量は一年を通してほぼ安定し、イランで最も水量の多いカナートのひとつに数えられます。その水はかつて、34km北方の地上部分にまで届いており、広大な面積の農地に灌漑用水を供給していました。
この歴史的な国家史跡は、ガサベ・ゴナーバード・カナートの名称で他の10カ所のカナートとともに、「ペルシア式カナート」としてユネスコ世界遺産に登録されています。
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