「イランのテロ支援国家入りは信用性がない」
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イラン外務省の報道官が、「アメリカの報告でイランがテロ支援国家のリストに入れられたことは信用性がない」としました。
(last modified 2025-08-02T03:38:33+00:00 )
6月 06, 2016 21:43 Asia/Tokyo
  • 「イランのテロ支援国家入りは信用性がない」

イラン外務省の報道官が、「アメリカの報告でイランがテロ支援国家のリストに入れられたことは信用性がない」としました。

ジャーベリーアンサーリー報道官は6日月曜、定例記者会見で、「アメリカのイランに対する報告はイランから見て信用性がない。それを毎年提示される繰り返しの思想的指示と言うことができるだけだ」と語りました。

さらに、「この報告ではアメリカは最も明らかな事実に言及しなかった。イラン自身、1万7千人の犠牲者を出した世界最大のテロ犠牲国のひとつだ」としました。

また、「イランに対して常にテロ作戦を実行しているグループは、西側諸国、特にアメリカの支援を受けている」としました。

ジャーベリーアンサーリー報道官は、「イランは現在テロ対策の先駆者であり、この対策を地域や世界で追求している」と強調しました。

さらに、核合意における西側の約束違反とイランの冷静な対応について、「イランの政策は、核合意に関して外交政策の全体的な原則と計画に従ってイランの利益を追求することだ」としました。

また、制裁の諸問題と金融取引の問題がイランの外交政策の優先に含まれているとし、「これに関して世界各国と外交活動を行っており、こうした努力は核合意の完全な実行に向けた相手側の取り決めの枠内で行われている」としました。

ジャーベリーアンサーリー報道官は、地域でのサウジアラビアのテログループへの後方支援や資金援助について触れ、「この行動は表面的にはサウジアラビアといった国の利益のために行われているが、その利益は短期間しか続かない。なぜならテロによる脅威は遅かれ早かれ、この国やテロ支援国に降りかかるからだ」としました。

また、「今日、多くの思想団体やメディアが地域や世界の問題の主要な部分は、テロの利用というサウジアラビアの間違った政策から来ている事実に気づいている」と強調しました。