帯広市教委、安倍氏の葬儀で市内学校に半旗掲揚を要請・大半が実施
7月 28, 2022 17:48 Asia/Tokyo
北海道・帯広市教育委員会が、安倍晋三元首相の葬儀が行われた今月12日に、市内の各学校40校に対して国旗の半旗掲揚を要請し、大半が実施していたことがわかりました。
朝日新聞によりますと、帯広市教育委員会が要請を出したのは、市内の市立小学校25校、中学校13校、義務教育学校1校、市立高校1校です。
帯広市総務課と同教委によると、安倍氏の葬儀が行われた12日、北海道庁から市に「道庁本庁舎で半旗を掲げる」との連絡があり、市も道に準じた対応をとることを決定。その後、総務課から各部署に市役所本庁舎での半旗掲揚を伝えました。これをうけて、市教委は各学校に半旗掲揚を要請したということです。
北海道新聞の取材に教委は、「学校も市の施設の一部。市庁舎に半旗を掲げると連絡を受けたから要請しただけ」と回答しています。
また、同紙の取材で、教委から要請をうけた学校35校が実際に半旗を掲揚していたことが明らかになっています。
教育基本法では、学校で特定政党を支持する活動を禁じており、政治家などへの弔意表明もそれに抵触するのではないかという議論があります。なお、12日の安倍氏の葬儀は、身内や近親者のみで執り行われています。