8月 20, 2022 15:04 Asia/Tokyo

北海道・長万部町にある神社の林で突然水柱が噴出し、多くの人々の注目が寄せられています。

日本時間の今月8日夕方、長万部町にある飯生(いいなり)神社の西側の林で、水柱が突如噴き出し、とにかく猛烈な勢いで轟音を立て、今なお噴出が止まりません。

この巨大な水柱は30mにも及ぶもので、周辺には噴き出した水がまるで雨のように降り注ぎ、あまりにも珍しい水柱を一目見ようと、多くの人々が集まっています。

飯生神社の小野太誠禰宜は、「最初に見た感想というのは、何が起きたんだろう、というのと、温泉が出たんじゃないかというので、びっくりしたのが一番です。神様の思し召し(おぼしめし)というか何かがあるのかなっていう感じ」と語りました。

また、「長万部は温泉が湧き出ている地域。街の発展になればって思いがある。もし温泉だったら、にぎわったりするのかな」と述べています。

突如噴き出したこの謎の水柱の正体について、道総研エネルギー・環境・地質研究所・高橋徹哉さんは、「可燃性の天然ガス、メタンガスである可能性が高い。その天然ガスに地下水や地層水が一緒になって噴き上がっている」との見方を示しました。

なお、長万部町では1958年から1960年にかけて、天然ガスや石油の調査が行われ、少なくとも11カ所の井戸が掘削され、その後すべての井戸が埋められたものの、今回このうちの1つからガスや水が噴き出したとみられています。

今回、約60年ぶりの珍現象の再現となった正体は一体何なのかについて、現在水質調査が行われており、その調査結果は来週にも判明するだろうということです。

 


ラジオ日本語のソーシャルメディアもご覧ください。

Instagram    Twitter    urmediem


 

タグ