世界最大級のサイバー犯罪集団、「日本人の協力者増やす」
9月 05, 2022 18:37 Asia/Tokyo
世界最大級のサイバー犯罪集団「ロックビット3.0」の幹部が、共同通信のインタビューに応じ、「日本人の協力者をさらに増やす」と表明しました。
日本の報道各社によりますと、「ロックビット3.0」の幹部は共同通信に対し、「これまでに全世界で2000社以上、1万5000人以上の個人に影響を与えた」と主張しました。
また、同グループには「100人以上の仲間がおり、その中に複数の日本人ハッカーがいる。今後、さらに多くの日本人協力者を増やす」としています。
幹部はロックビットについて「金銭を目的とした、完全に非政治的な組織だ」と説明し、同グループの手口として、「企業や団体の機密情報や個人情報を暗号化し、復元と引き換えに金銭を要求する。要求に応じなければ機密情報などを公表する」と脅迫しています。
この組織が日本人ハッカーの増員に成功すれば、日本の企業や団体を狙った攻撃が一段と凶悪化する可能性があります。
なお、この組織は2021年10月、徳島県のつるぎ町立半田病院を攻撃し、約2カ月間にわたり病院の機能を停止させた歴があります。
ロックビットが日本メディアの取材に応じるのは異例のことです。
共同通信によりますと、この組織に対するインタビューは匿名性の高い暗号通信ソフトのチャットにより実施されました。
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