台風14号で2人が死亡、温帯低気圧に変わるも強風に警戒が必要
9月 20, 2022 15:18 Asia/Tokyo
大型の台風14号の影響で、宮崎県で2人が死亡したほか、20県で負傷者が出ました。
日本の総務省消防庁によりますと、日本時間の20日火曜午前6時半時点で、宮崎県三股町で土砂崩れに巻き込まれて1人が死亡するなど宮崎県で2人が死亡したほか、広島県で1人が行方不明になっています。
被害の大きかった同県では、孤立した集落の解消に向けた道路の復旧作業が続いた。
また、負傷者は九州を中心に20県に及び、14人が重傷、100人が軽傷を負いました。
さらにこの台風で住家被害も相次ぎ、一部損壊が11県で81棟、7県で19棟が床上・床下浸水したと報告されています。
なお、各地で浸水や土砂崩れを引き起こした台風14号は20日午前4時過ぎ、新潟市に再上陸後、北東に進んで東北地方の太平洋側に抜け、同日午前9時に温帯低気圧に変わりました。
しかし、温帯低気圧に変わった後も中心の南西側1100キロと北東側750キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いており、気象庁は引き続き警戒を呼びかけています。
気象庁によりますと、21日水曜午前6時までに予想される24時間降水量は多い所で関東甲信120ミリ、東海・東北で100ミリ、北海道で80ミリと予想されています。
また、これまでの大雨により土砂災害の危険度が高まっている恐れがあり、引き続き厳重な警戒が必要だということです。