日中首脳、17日に約3年ぶりの対面会談へ
11月 14, 2022 19:22 Asia/Tokyo
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岸田首相と中国の習近平国家主席
松野官房長官が14日の記者会見で、岸田首相と中国の習近平国家主席が17日に、APECアジア太平洋経済協力会議の首脳会議が開かれるタイで会談を行うことを発表しました。

各メディアによりますと、対面での日中首脳会談は約3年ぶりになるということです。
松野官房長官はこの件をめぐり、「日中間には現在でもさまざまな可能性とともに、数多くの課題や懸案があるが、主張すべきは主張し、責任ある行動を求めつつ、共通の課題については協力するという『建設的かつ安定的な日中関係』を日中双方の努力で構築していく必要がある。これに向けて対応を進めていく会談にしたい」と述べています。
岸田首相は12日、東南アジア3か国歴訪のために日本を出発しました。カンボジアでは12日にASEAN首脳会議、13日にEAS東アジアサミットが開かれ、インドネシアのバリ島では15~16日にG20首脳会議、タイでは18~19日にAPEC首脳会議が開催される予定となっています。
13日にも岸田首相は、訪問先のカンボジアで韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領と会談しました。日韓首脳の正式な対面での会談はおよそ3年ぶりとなり、両首脳は元徴用工問題などについて話し合いました。
岸田首相はさらに同日、カンボジアの首都プノンペンで開催された東アジアサミットに合わせてアメリカのバイデン大統領とも会談を行い、北朝鮮のミサイル発射、台湾をめぐる状況、ウクライナでの特殊軍事作戦に関連したロシアに対する制裁について話し合いました。
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