日本で、2023年2月は再び値上げラッシュ
12月 01, 2022 20:19 Asia/Tokyo
円安や原材料価格の高騰を受け、日本で2023年に値上げを予定する食品や飲料などの品目がすでに4000品目を超えたことが明らかになりました。
NHKなどの日本の報道各社によりますと、信用調査会社は「来年2月は再び、値上げラッシュとなる可能性がある」としています。
「帝国データバンク」の発表では、円安や原材料価格の高騰を受けて11月に値上げする食品や飲料は175品目で、具体的には乳幼児向けの粉ミルクや砂糖、ゼリー飲料などがあります。
もっとも、これは月別でみた値上げの品目数は2022年に入ってから最も少なくなっています。
一方、2023年に値上げを予定している食品や飲料は再値上げなどを含めてすでに4425品目に上っており、特に同年2月は3269品目の値上げが予定されています。
こうした食品として、冷凍食品や水産缶詰などの「加工食品」が2128品目、しょうゆやドレッシングなどの「調味料」が1065品目、輸入ワインやウイスキーなどの「酒類・飲料」が949品目などが挙げられます。
ちなみに値上げ率は平均で17%となっており、今年1年間平均の14%を上回り、円安によるコスト増加などを背景に大幅な価格の引き上げを決める企業が相次ぐ模様です。
円安に加え、去る2月末に勃発したウクライナ危機は、日本でのこうした食品全般の値上げに大きく影響しているといえます。
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