沖縄県が米側に申し入れ、「軍港でのオスプレイ離陸容認しない」
12月 08, 2022 20:42 Asia/Tokyo
アメリカ軍那覇軍港から先月、海兵隊のオスプレイが離陸し、普天間基地に向かったことを受けて、沖縄県の幹部が海兵隊の司令部とアメリカ総領事館を訪れ、軍港でオスプレイを離着陸させないよう申し入れました。
NHKによりますと、県の溜政仁基地対策統括監は8日木曜、米軍司令部があるキャンプ瑞慶覧とアメリカ総領事館を訪れ、那覇軍港で軍用機を使用することは使用目的に含まれず、オスプレイの離陸は受け入れられないと伝えました。
溜基地対策統括監によりますと、これに対して、海兵隊の幹部は「整備したオスプレイを基地に戻すため軍港を使用した。軍港の主目的は港湾施設と貯油施設になっているが、運用はそれのみに限るものでない」などとし、総領事館の幹部は「県の懸念を正しく理解したうえで、本国に伝える」と述べたということです。
意見交換のあと、溜基地対策統括監は「引き続き那覇軍港でオスプレイを使用しないことを申し入れていきたい」とコメントしました。
アメリカ軍那覇軍港では、先月、海兵隊のオスプレイ3機が県外から運搬船で運ばれ、荷揚げされたあと、離陸して普天間基地に向かっています。
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