12月 15, 2022 21:12 Asia/Tokyo
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愛知県の岡崎警察署の留置場で、勾留されていた43歳の男性が死亡した問題で、父親が取材に応じ、男性には持病があり入院など医療的な措置を2度にわたって求めたものの警察が対応しなかったことを明らかにしました。

NHKによりますと、男性の父親は、この男性が統合失調症と軽度の糖尿病の持病があり、警察から留置場で暴れ、食事もとらないと聞いて、入院させるなどの医療的な措置をとるよう2度にわたって求めたことを明かしました。

しかし、警察はこうした対応をしなかったということです。

父親は「息子は去年仕事を始め、自立したいと1か月ほど前に1人暮らしを始めたばかりでした。留置場では病気の影響で言いたいことも言えなかったのかもしれず、無念だったと思います。警察は非を認めてほしい」とコメントしています。

今月4日、岡崎警察署の留置場で公務執行妨害の疑いで逮捕され勾留されていた43歳の男性が意識を失っているのが見つかり、搬送された病院で死亡が確認されました。

警察によりますと男性が暴れたため「保護室」に隔離して、ベルト型の手錠や縄などで連続して100時間以上拘束し、複数の警察官が足で男性を動かすような行為をしていたということです。

また男性は5日間にわたって食事を拒んでいて腎不全による病死だったとされています。

 


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