統一教会が愛知県知事の祝電を改ざん 抗議受け謝罪
7月 23, 2022 16:58 Asia/Tokyo
統一教会(現・世界平和統一家庭連合)が2019年に愛知県内でイベントを開催した際、大村秀章知事が送った祝電を教会側が勝手に改ざんし、教会総裁の韓鶴子氏を称賛する内容に書き換えていたことが毎日新聞の取材でわかりました。
このイベントは2019年10月に愛知県国際展示場(同県常滑市)で開催された「隆条文化祝福フェスティバル・名古屋4万名大会」で、国内外の信者や関係者が集まり、韓総裁も来日しました。
大村知事は祝電の中で、「会の開催を祝し、皆様のご健勝とご多幸をお祈り致します」と記していましたが、会場では「世界平和の実現に向けて、地球規模で環境を整えてくださる韓総裁の力強い信念とリーダーシップに心より敬意を表する」などと読み上げられたということです。
中日新聞によりますと、大村知事は、「韓総裁が出席することを知らなかった。そんなことを書けるわけがない」とし、教団側に抗議して謝罪を受けたと明かしました。
このイベントの実行委員会の担当者は中日新聞の取材に対し、「3年前のことで祝電の原文ができない」と説明しています。
毎日新聞によりますと、大村知事は、教会側や愛知県碧南市の禰宜田(ねぎた)政信市長から依頼をうけ祝電を送ったということです。
禰宜田市長は2008年の就任後、統一教会との関係を市議会で質問されたことがあります。今回の祝電の依頼や改ざんについては、「わからない」「知らない」と答えた上で、自身が信者かどうかは「ノーコメント」と語っています。
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