山上徹也容疑者を殺人罪で起訴へ、刑事責任能力ありと判断
12月 24, 2022 23:14 Asia/Tokyo
去る7月の安倍元首相銃撃事件で、奈良地方検察庁が山上徹也容疑者(42)について精神鑑定を行った結果、殺人の罪で起訴する方針を固めました。
日本の報道各社によりますと、安倍晋三・元首相が奈良市で銃撃されて死亡した事件で、奈良地検は無職山上徹也容疑者(42)(殺人容疑で送検)について、精神鑑定の結果、刑事責任能力があったと判断しました。
関係者の話では、鑑定留置の期限は来年1月10日で、地検は勾留期限の同13日までに殺人罪で起訴する方針です。
殺人の疑いで送検された山上徹也容疑者(42)について奈良地検は刑事責任能力の有無を調べるため、今年7月から来年1月10日までの期限で鑑定留置を行い、容疑者の家庭環境や母親との関係などについて、専門の医師が聞き取る形で精神鑑定を行ってきました。
これまでの調べによりますと、山上容疑者は母親が多額の献金をしていた旧統一教会「世界平和統一家庭連合」に恨みを募らせた末に事件を起こしたとみられ、調べに対し「安倍元総理大臣が団体と近しい関係にあると思った」などと供述しているということです。
今年7月、奈良市の近鉄大和西大寺駅近くで参院選の遊説中だった安倍晋三元首相が銃撃され、死亡しました。