4月 27, 2023 15:33 Asia/Tokyo
  • 日本の水際対策が前倒しで終了へ
    日本の水際対策が前倒しで終了へ

日本政府が、新型コロナウイルス関連の水際対策の終了・完全撤廃を前倒しする見通しです。

日本の報道各社によりますと、29日土曜からゴールデンウイークが始まりますが、政府は日本時間の29日午前0時に新型コロナ対策関連の水際対策を終了する方向で調整していることがわかりました。 
現時点では、新型コロナの水際対策として、海外から日本に入国・帰国する人は全員、ワクチン3回の接種証明書または陰性証明書を提示する必要があります。
しかし今回の措置に伴い、その必要もなくなり、日本への入国者・帰国者はコロナ前と同様に円滑に入国できるようになります。
従来の予定では、日本政府は新型コロナの感染症法上の位置づけが5類に移行する来月8日に水際対策を終了する予定でしたが、その日程を前倒しし、29日午前0時に終了する方向で調整していることが、政府関係者への取材でわかりました。
また、中国(香港・マカオを除く)からの直行便での入国者に対し、最大2割程度の割合で実施してきた無作為抽出検査についても、29日以降は行わなれなくなります。
一方で、水際措置の終了後は新たな感染症の流入を監視するため、発熱やせきなどの症状がある入国者を対象に任意でゲノム解析を行う仕組みを導入し、成田、羽田、中部、関西、福岡の5空港で実施する見通しです。

日本政府関係者によりますと、ゴールデンウイーク期間に、海外に出かける人が帰国する際にスムーズに入国できることも考慮したということです。

日本政府は2020年の新型コロナ感染拡大を受け、これまで指定した国・地域からの入国拒否や、指定場所への一定期間の隔離などの措置を実施し、拒否対象地域の指定解除後も、入国時に各種証明の提示を求めるなどの対策を講じてきました。
 

 


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