岸田首相とIAEA事務局長が会談、IAEA;「国際基準に合致」
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日本の岸田首相と、IAEA国際原子力機関のグロッシ事務局長が会談し、この中でIAEAから福島原発の処理水放出に関する日本の計画についての報告書が発表されました。
(last modified 2025-06-22T07:17:28+00:00 )
7月 04, 2023 19:16 Asia/Tokyo

日本の岸田首相と、IAEA国際原子力機関のグロッシ事務局長が会談し、この中でIAEAから福島原発の処理水放出に関する日本の計画についての報告書が発表されました。

ロイター通信によりますと、IAEAは4日火曜、東京電力福島第一原子力発電所の処理水放出を巡る日本政府の計画について「国際的な安全基準と合致している」との報告書を発表し、放射能が人体と環境に与える影響はわずかだとしています。

来日中のグロッシIAEA事務局長は日本時間のこの日午後、岸田文雄首相に同報告書を手渡しました。

IAEAは事故直後から同原発の処理に関わっており、グロッシ氏は岸田首相に対し、「重要なマイルストーンを迎えていると考えている」と述べました。

また岸田首相との会談で、「国際社会、日本、地元のみなさんに安心を与えていくために協力し、今後行われるすべての活動が環境に悪影響がないと示していかないといけないと考えている」と語りました。

一方、岸田氏はグロッシ氏に対し、「引き続き科学的根拠に基づいて、高い透明性を持って、国内外に丁寧に説明したい」と述べました。

日本政府は放出時期を「今年春から夏ごろ」としており、岸田首相は受け取った報告書の内容を踏まえて判断することになっています。

なお、グロッシ氏は5日水曜に福島県を訪れ、地元の漁業関係者などに会う予定です。

処理水は福島第一原発にたまった水からトリチウム以外の放射性物質を取り除いたもので、日本政府と東電は、海水で希釈してから海底トンネルを通じて沖合に放出する予定です。

 


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