8月 20, 2023 19:21 Asia/Tokyo

岸田首相が、東京電力福島第一原子力発電所の汚染水を浄化処理する多核種除去設備(ALPS=アルプス)などを視察し、東電の幹部らと面会しました。

岸田首相が福島原発のALPSを視察

 

岸田首相は20日日曜午後、視察先の同原発において記者団に対し、この原発の処理水の海洋放出を巡り、21日にも全国漁業協同組合連合会(全漁連)の坂本雅信会長と面会する意向を明らかにしています。

また、放出開始日については、「安全性の確保や風評対策の取り組みの状況を政府全体で確認し、判断する。今の時点で具体的な時期を申し上げることは控える」と述べました。

 

岸田首相が福島原発のALPSを視察

 

このように、日本政府が着々と処理水の海洋放出の準備を進める一方で、地元の漁協や農協、市民団体、さらには韓国野党などは日本政府のこの決定にかねてから強く反対してきました。

また、福島原発の処理水の海洋放出に関しては今後、日本国内はもとより、韓国や中国といった近隣諸国、さらには太平洋上の諸国からも抗議や反対の声が上がることが予想されています。

 


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