普天間基地への外来機飛来めぐり、宜野湾市議会が禁止を防衛局に要請
(last modified Mon, 11 Sep 2023 13:21:00 GMT )
9月 11, 2023 22:21 Asia/Tokyo
  • アメリカ軍普天間基地
    アメリカ軍普天間基地

アメリカ軍普天間基地で先月、岩国基地に配備されている海兵隊のFA18戦闘攻撃機などが相次いで飛来したのを受けて11日、宜野湾市議会の議長などが沖縄防衛局を訪れ、外来機の飛来の禁止をアメリカ軍に求めるよう要請しました。

NHKによりますと、宜野湾市は、普天間基地で先月11日以降、岩国基地に配備されている海兵隊のFA18戦闘攻撃機などの外来機が50回飛来しているのが確認されていて、先月18日には上大謝名地区で飛行機のエンジン近くの音と同じくらいの117.1デシベルの騒音を記録したとしています。

これを受けて地元の宜野湾市議会では今月8日、抗議決議と意見書を全会一致で可決し、11日午前には、呉屋等議長などが沖縄防衛局の伊藤晋哉局長に意見書を手渡しました。

意見書では、「外来機の飛来に伴う騒音は、市民の平穏な生活を脅かし健康的な生活を侵害している」と指摘し、外来機の飛来の禁止などをアメリカ軍に求めるよう要請されています。

これに対し、伊藤局長は「航空機の騒音の軽減は大変重要な課題と認識をしている。防衛省も累次にわたってアメリカ軍に対して申し入れをしている」と述べました。

要請のあと、呉屋議長は「普天間基地は街のど真ん中にあり、110デシベルを超える戦闘機が飛来することは絶対にあってはならない」と話していました。

 


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