11月 05, 2023 16:01 Asia/Tokyo

日本の弁護士である戸塚悦朗氏は、福島第一原発の処理水放出について、東電のこれまでの情報公開を「嘘に近い」として批判しました。

福島第一原発では先月25日、汚染水の処理装置を洗浄していた作業員5人が放射性物質を含んだ廃液を浴びる事故があり、そのうち2人が除染のため入院しました。

東電は当初、作業員が浴びた廃液は100ミリリットル程度と説明していましたが、30日になって「数リットル」と訂正しました。作業員らへの聞き取りで判明したということです。

2011年3月11日の事故発生以来、東電の説明や情報公開体制については繰り返しその杜撰さが指摘されてきました。

日本の弁護士で処理水放出に反対してきた戸塚悦朗氏は、東電のこうした姿勢について「事故が起きた時のデータの発表の仕方が嘘に近い。それは安全神話を広めようとしているからだ」と語りました。

そして、処理水放出についても「安全だという方向でデータを発表しており、普通の人はだまされる」とし、世界各国が参画した機構のもとで処理水および廃炉作業のあり方を見直すべきだとしました。

 


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