11月 29, 2023 20:36 Asia/Tokyo
  • 中国外務省の汪文斌報道官
    中国外務省の汪文斌報道官

中国外務省の汪文斌報道官が、「日本は、福島第一原発からの処理水放出によって生じた損害の査定・補償という関係者の要求に応えるべきである」と表明しました。

イルナー通信によりますと、汪報道官は28日火曜、東京電力が出した報告に関して「日本政府は、福島第一原発の処理水放出による取り返しのつかない結果を防ぐため、関係者らと協議し、監視メカニズムを構築すべきだ」と語りました。

東京電力は最近、処理水放出による風評被害の規模の特定と補償の手続きを開始しました。

汪報道官はまた、「処理水の海洋放出は人類の健康、地球の海洋環境、世界規模での公共の利益に悪影響を及ぼす」と強調し、「日本政府は国内および、特に近隣諸国をはじめとする世界の懸念を重く受け止め、責任ある建設的な態度で関係者に対応すべきだ」としました。

これに対し日本政府は、処理水放出以外に現実的な代替手段はないとの立場を崩しておらず、安全基準に厳密に従って放出しているとしています。処理水放出に関しては、IAEA・国際原子力機関も計画を承認していますが、近隣諸国からは懸念の声が後を絶ちません。


ラジオ日本語のソーシャルメディアもご覧ください。

Instagram     Twitter     urmediem


 

タグ