イランの輸出が7%増加/国内生産への支援に向けた輸入管理
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第14期政権下のイランの輸出が7%増加
イラン第14期政権になってから1年半の貿易統計によりますと、この期間中の輸出が7%増加した一方で、輸入は37.1%減少しており、このことは国内生産の支援と非石油製品輸出の拡大に向けたイランのアプローチの変化を裏付けています。
イランの経済情報サイト、エクテサード・オンラインによりますと、今期政権発足後の18ヶ月間のイランの対外貿易実績をその前の同期間と比較したところ、輸出指数の大幅な上昇と、的を絞った輸入管理がなされていることが明らかになりました。この統計によれば、この期間のイランの輸出額は前期比7%増の856億ドルに達しました。この輸出増加の一方で、同期間における輸入額は947億ドルから934億ドルへと37.1%減少も減少しています。この輸入削減の目的は、外国為替市場を管理し、生産拠点に必要な基礎商品や原材料を優先することにあります。新たな貿易統計からは、国内の可能性に依拠しての石油への依存度低減、及び貿易収支の改善に向けた努力がうかがえます。
イランの輸出増加における成功の支柱の一つは、非石油製品、特に鉱業・鉱物産業への注力です。統計によりますと、イランにおける金属製品の国内生産・販売総額は350億ドルを超え、非石油輸出額は140億ドルに達した他、他の産業における原材料の輸入依存度の低下に直接貢献しています。今年最初の10ヶ月間の最新統計では、貿易収支も改善を示しており、赤字額はマイナス100億ドルからマイナス40億ドルに減少しました。
今年最初の10か月間の貿易統計によれば、貿易収支は赤字がマイナス100億ドルからマイナス40億ドルに減少し、トランジット輸送貨物はマイナス15%からマイナス4%へと改善されています。 加えて、非石油輸出も重量で1億3000万トン、金額にして450億ドルに達しました。ちなみに、2024年度年の同時期のデータは重量が1億2800万トン、金額では480億ドルとなっており、今年度は輸出額が1.33%増加したことを示しています。
イラン製品の最大の輸出先は中国
一方、イランの輸出先は中国が最大となっており、金額にして109億1800万ドルを超え、その割合は全体の24.25%を占めています。次いでイラクが79億1700万ドルで17.59%、UAEアラブ首長国連邦が64億4800万ドルで14.32%、トルコが50億6000万ドルで12.57%、アフガニスタンが20億8800万ドルで4.64%と続いています。これに対し、イランの輸入額は2024年度の571億ドルから15.5%減少し、2025年度は490億ドルとなっています。

