イラン新最高指導者が初声明「ホルムズ海峡は引き続き封鎖されるべき」
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9日に3代目のイラン最高指導者に選出されたモジュタバー・ハーメネイー師は12日、就任後初となる声明を発表しました。モジュタバー師はこの中で、国民の役割と参加の重要性を強調し、「国民の願いは効果的で敵を後悔させる防衛の継続であり、現場への参加は維持されなければならない。そしてホルムズ海峡は引き続き封鎖されるべきである」と強調しました。
(last modified 2026-03-12T19:03:22+00:00 )
3月 13, 2026 03:36 Asia/Tokyo
  • イラン新最高指導者、セイエド・モジュタバー・ホセイニー・ハーメネイー師
    イラン新最高指導者、セイエド・モジュタバー・ホセイニー・ハーメネイー師

9日に3代目のイラン最高指導者に選出されたモジュタバー・ハーメネイー師は12日、就任後初となる声明を発表しました。モジュタバー師はこの中で、国民の役割と参加の重要性を強調し、「国民の願いは効果的で敵を後悔させる防衛の継続であり、現場への参加は維持されなければならない。そしてホルムズ海峡は引き続き封鎖されるべきである」と強調しました。

声明の全文は以下の通りです。

 

慈悲あまねく慈愛深き神の御名において

「われらがある啓示を取り消すか忘れさせる時、われらはそれより良いもの、またはそれと同様のものをもたらす」

神の呼びかけ人よ、神のしるしの導き手よ、あなたに平安あれ。
神の門よ、神の宗教の裁定者よ、あなたに平安あれ。
神の代理者よ、真理の支援者よ、あなたに平安あれ。
神の証明よ、神の意志の導き手よ、あなたに平安あれ。
待望される先導者よ、あなたに平安あれ。
すべての平安をもって、あなたに平安あれ。
時の主よ、わが主よ、あなたに平安あれ。

まず最初に、私は我が主に対し、偉大なる革命の指導者であった賢明で敬愛すべき(父)アリー・ハーメネイー師の痛ましい殉教について哀悼の意を表する。そして彼に対し、偉大なるイラン国民、さらには全世界のムスリム、イスラムと革命の奉仕者・献身者、そしてイスラム運動および最近の戦争の殉教者の遺族、さらにこの無力な私自身のためにも善き祈りを捧げてくれるよう願う。

次に、(最高指導者選出機関の)専門家会議の決定に関する私の立場を簡潔に述べる。あなた方の僕である小生セイエド・モジュタバー・ホセイニー・ハーメネイーもまた、あなた方と同じくイラン国営放送を通じて専門家会議の投票結果を知った。

偉大なる二人の指導者――偉大なるホメイニー師と殉教したハーメネイー師――が座していた場所に座ることは、私にとって非常に困難なことだ。なぜならその座は、60年以上にわたる神の道での闘争と多くの安楽を捨てた結果、現代のみならずこの国の歴史においても輝かしい存在となった人物が座していた場所だからだ。

 

彼(父アリー・ハーメネイー師)の生涯も、その最期も、真理への依拠から生まれた威厳と栄光に満ちていた。

私は殉教後に彼の遺体を見る機会を得た。私が見たのは堅固な山のような姿であり、また健康な手の拳が固く握られていたと聞いた。彼の人格の様々な側面については、それを知る人々が長い年月をかけて語るべきであろう。ここでは簡潔に述べるにとどめる。

 

このような人物の後に指導者の座に就くことがいかに困難かは明らかだ。しかしその隔たりを埋めることは、神の助けとあなた方国民の支援によってのみ可能だ。

ここで重要な点を強調しておきたい。殉教した指導者とその偉大な前任者の卓越性の一つは、国民をあらゆる分野に参加させ、継続的に洞察と注意力を与え、実際に行動段階になったら彼らの力を信じることだった。彼らは真の「共和国」と「共和制」を実現した。

ここ数日、国の指導者も最高司令官も不在であったにもかかわらず、その成果が明確に現れた。イラン国民の洞察力、勇気、忍耐、そして現場への参加は、友人を感嘆させ、敵を驚愕させた。国を導き、その威信を確保したのはあなた方国民であった。

冒頭に掲げたコーランの節の意味は、神のしるしが失われるとき、神はそれに代わる同等あるいはより良いものを与えるということだ。

 

この節を引用したのは、私が殉教した指導者と同等であるという意味では決してない。むしろあなた方国民の重要な役割を思い起こさせるためである。もし大いなる恩恵が私たちから奪われたとしても、その代わりに再びイラン国民にとって理想のような献身的存在がこの体制に与えられた。

 

もしあなた方の力が現場に現れなければ、指導者も政府機関も、本来の使命である国民への奉仕を十分に果たすことはでききない。

次に、祖国が覇権主義勢力の攻撃を受けている中で勇敢に戦い、敵の進撃を阻止している戦闘員に心から感謝する。

親愛なる戦闘員の兄弟たちよ、国民の願いは「効果的で敵を後悔させる防衛の継続」である。また、ホルムズ海峡の封鎖という手段は引き続き使用されるべきだ。

さらに、敵がこれまでに経験したことのない、全く別の戦線を開く可能性についても検討が行われている。戦争が続けば、必要に応じてそれらを実行する。

また、地域の抵抗戦線の戦闘員にも感謝する。イエメン、ヒズボラ、イラクの抵抗勢力などは、共にシオニストの陰謀に立ち向かっている。

次に、殉教者の遺族、負傷者、住居や仕事を失った人々に深い哀悼と連帯を表する。私自身も父だけでなく、妻、妹、その子供、義理の兄などを殉教者として送り出した。しかし耐え忍ぶ者には神の確かな報いが約束されている。

 

また私は次のことを保証する。

殉教者の血の復讐を決して放棄しない

戦傷者への医療を無料で提供する

可能な限り財産損失を補償する

 

敵から必ず賠償を勝ち取る。拒否されれば、敵の資産を押収するか、同等の破壊を行う。

次に、近隣諸国の指導者たちに向けて述べる。我々は15の隣国と陸または海で接している。我々は常に友好関係を望んできた。

しかし近年、敵は地域のいくつかの国に軍事基地を設置した。最近の攻撃はその基地から実行された。そのため我々は警告どおり基地のみを攻撃した。もし必要なら今後も攻撃を続ける。しかし、それでも我々は隣国との友好を望んでいる。

 

これらの国々は、自国の領土にある外国軍基地を閉鎖すべきだ。アメリカの「平和と安全の保証」は虚偽であることはすでに理解したはずだ。

 

次に、殉教した前最高指導者について述べる。あなたの死は人々の心に深い悲しみをもたらした。あなたはついに、ラマダン月10日の朝、コーランの朗読中に殉教という望みを得た。

多くの人はあなたの真価をまだ理解していない。時間が経てばその偉大さが明らかになるであろう。我々は、あなたの掲げた旗――真理の旗――を高く掲げ続けることを誓う。

最後に、宗教指導者、政治家、文化人、そして大規模な集会で体制への忠誠を示した国民すべてに感謝する。また三権の責任者と暫定指導評議会にも感謝する。

神の特別な恩恵がイラン国民、さらには世界のムスリムと被抑圧者に注がれることを祈る。

そしてラマダン月の残りの日々において、神が我が国に敵への決定的勝利、尊厳、繁栄、平安を与えてくれるよう祈る。

セイエド・モジュタバー・ホセイニー・ハーメネイー
イラン暦1404年12月21日
ヒジュラ暦1447年ラマダン月22日

 

 


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