英王室にスキャンダル再発;アンドリュー元王子がエプスタイン問題めぐり逮捕・拘束
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少女らの性的搾取で起訴され勾留中に自殺した米富豪、故ジェフリー・エプスタイン氏の事件に関する新たな文書が公開され、同氏との関係を指摘されていたアンドリュー元英王子が逮捕されたことを受けて、同元王子を王位継承権から完全に排除すべきだという声が高まっています。
(last modified 2026-02-21T09:44:05+00:00 )
2月 21, 2026 18:39 Asia/Tokyo
  • 2010年12月、米ニューヨークのセントラルパークを散歩するアンドリュー元英王子(左)と故エプスタイン元被告(右)
    2010年12月、米ニューヨークのセントラルパークを散歩するアンドリュー元英王子(左)と故エプスタイン元被告(右)

少女らの性的搾取で起訴され勾留中に自殺した米富豪、故ジェフリー・エプスタイン氏の事件に関する新たな文書が公開され、同氏との関係を指摘されていたアンドリュー元英王子が逮捕されたことを受けて、同元王子を王位継承権から完全に排除すべきだという声が高まっています。

悪名高い大富豪でもあるジェフリー・エプスタイン氏が起こした事件に関する新たな文書が公開されたことで、チャールズ現英国王の弟であるアンドリュー王子の名が再び注目を集め、彼を王位継承順位から完全に排除しようとする圧力が高まっています。 これらの一連の動きと並行して、アンドリュー元王子は「公務中の不正行為」の疑いで短期間拘留されていました。

アンドリュー・マウントバッテン=ウィンザー氏(旧称アンドリュー王子)は現在、王位継承順位では第8位にあります。そもそも、同氏の王位継承はまず実現しにくいと想定されてはいるものの、新たに性犯罪者エプスタイン元被告との関係が発覚したことを受けて、王位継承権から彼を除外すべきだという声が高まっています。

英国警察は19日木曜、アンドリュー容疑者を英東部ノーフォーク州サンドリンガムの自宅で逮捕した。この日は同容疑者の66歳の誕生日に当たります。アンドリュー容疑者は12時間後に釈放され、警察は捜査を継続中と発表しました。また、警察はアンドリュー容疑者の所有する2軒の不動産を捜索しました。さらに警察は、アンドリュー容疑者が英国の貿易特使を務めていた際に、公務上知りえた政府の機密情報をエプスタイン氏に漏洩したという容疑・告発を受け、捜査中であると発表しています。

過去2ヶ月にわたり米国政府が公開した数百万ページに及ぶ文書から、エプスタイン氏と世界中の要人との繋がりの新たな側面が明らかになりました。これらの文書には、アンドリュー元王子とエプスタイン氏の関係がこれまで報じられていた以上に深かったことを示唆する電子メールやメッセージ内容が含まれています。アンドリュー氏は2019年に英BBCに対し、2010年12月に米ニューヨークのセントラルパークでエプスタイン氏と会った後、連絡を絶ったと語っていましたが、公開された電子メールは、その後も2人の間に接触があったことを示唆裏付けています。

アンドリュー元王子の逮捕に対する政界と国民の反応

アンドリュー元王子の逮捕後、英国の政治家らは激しい反応を示しました。ロイター通信によりますと、英労働党幹部のジョン・マクドネル氏はツイートで、アンドリュー元王子から王位継承権を完全にはく奪するよう求めるとともに、「王室はこの問題にきっちり対処すべきだ」と投稿しました。調査会社ユーガブのウェブサイトに掲載された世論調査によれば、英国民の67%が「アンリュー元王子は英王室において一切役割を担うべきではない」と考えていることが判明しています。

米国司法省が公開した文書から新たな詳細が判明

米国司法省は2026年2月初旬、ジェフリー・エプスタイン事件に関連する一連の電子メールとメッセージ本文を公開しました。2011年3月付けのこれらの電子メールの1つには、エプスタイン氏が友人に宛てた書き込みが含まれており、それには「今日はアンドリュー王子と昼食をとった。私たちの関係は今でも温かいものだ」と述べられています。AP通信によれば、こうした中でアンドリュー元王子は2019年に行ったBBCとの有名なインタビューで「2010年12月以降はエプスタインとの接触を完全に断った」と表明していました。

国際メディアの反応

米紙ニューヨーク・タイムズは分析記事において、「アンドリュー元王子の逮捕は、王室の近親者でさえエプスタイン事件の罠から逃れられなかったことを示している」と報じました。また、アンドリュー王子の逮捕映像を放送した米CNNは、この事件を「ダイアナ元妃の死後、英王室にとって最も暗い日」と評しています。さらに、フランスの新聞「ル・フィガロ」は、「エプスタイン事件は今や英バッキンガム宮殿の中枢にまで及んでいる」という見出しを掲げました。

エプスタイン被害者遺族の反応

エプスタイン事件の主な被害者の一人、故バージニア・ジュフレー氏は、ロイター通信が報じた「X」へのメッセージで、「昨日は正義の到来が遅れたが、今日は丁度よい折に到来した。今回は真実が隠されないことを願っている」と述べました。また、被害者遺族の弁護人を務めるリサ・ブルーム氏は、ウェブサイト「BloomLaw.com」に掲載された声明で、「アンドリュー元王子の逮捕は(この事件の)氷山の一角に過ぎない。我々は今も、この事件に関与した他の有力人物の名前が明らかになるのを待っている」と表明しています。

一連の問題をめぐる論争の激化を受け、アンドリュー元王子は既に王子の称号を剥奪されています。兄のチャールズ3世英国王は声明で、実弟の逮捕について「深く憂慮している」とし、「彼は法の裁きを受けるべきだ」と強調しました。

 

 

 


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