マレーシア人写真家、福島の立ち入り禁止区域に侵入
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マレーシア人の写真家が、福島の立ち入り禁止区域に侵入しました。
(last modified 2025-08-02T03:38:33+00:00 )
7月 14, 2016 22:14 Asia/Tokyo
  • マレーシア人写真家、福島の立ち入り禁止区域に侵入

マレーシア人の写真家が、福島の立ち入り禁止区域に侵入しました。

プレスTVによりますと、東日本大震災と福島第一原子力発電所の事故から5年が経過する中、福島の一部地域は今も立ち入り禁止となっています。

マレーシア人の写真家、Keow Wee Loongは、友人らと共に、夜中にこの地域に忍び込み、撮影を行いました。

福島第一原発事故は、2011年3月11日に発生しました。

専門家は、この事故は、ウクライナのチェルノブイリ原発事故以来の最大の原発事故だとし、その複雑さでは、世界最悪の原発事故だとしています。

福島原発のすべての原子炉が、この地震で被害を受け、問題に直面しました。

地震と津波の後、冷却システムが機能しなくなり、放射能漏れが起こりました。

この事故により、16万人が避難生活を強いられました。

マレーシア人の写真家は、この立ち入り禁止区域への侵入について、「高濃度の放射能物質により、町は警察が配備されており、4つの全ての町を周るのに十分な時間はなかった。警察に見つからないようにするため、夜中の1時ごろ、町に入った」と語りました。

彼らは、福島のゴーストタウンと化した双葉町、浪江町、富岡町、大熊町の4つの町に入った際にのみ、マスクを着用しました。

写真家は、「これらの町の住民は、貴重品を持ち出す余裕もないほど、あわてて避難したようだ」と語りました。

さらに、「スーパーやコンビニには、2011年当時のまま、商品が並べられている」としました。

また、福島はゴーストタウンになっているとしました。

高濃度の放射性物質により、彼らが町に留まったのはほんのわずかな時間でした。

この写真家は、「レッドゾーンに入ったとき、防護服を着ていたにも拘わらず、目が痛むような気がして、大気中に化学物質が浮遊しているのが感じられた」としています。