台風10号 九州で1人死亡、46人負傷、コロナで避難所への受け入れにも影響
9月 07, 2020 19:45 Asia/Tokyo
大型で強い台風10号により、鹿児島県で初の死者が出たほか、九州各地で多数が負傷し、さらにコロナ禍ともあいまって避難所の受け入れにも影響が出ています。
NHKが各地の支局からの報告を集計した結果、台風10号の影響により鹿児島県阿久根市で、避難中に側溝に転落した70代女性が死亡しており、これは台風10号による初の死者となっています。また、少なくとも46人が負傷しました。
宮崎県では土砂崩れが発生し、4人が行方不明となっていることから現在、懸命の救助活動が行われています。
さらに、九州電力によりますと、7日月曜朝の時点で九州全域で約47万6000世帯が停電して、熱中症が懸念されるこの時期に冷房が使用できなくなっているということです。
台風10号は記録的な暴風や大雨を各地にもたらし、一時は700万人以上を対象に避難指示や避難勧告が出されました。
しかし、気象庁によれば、7日正午過ぎには朝鮮半島東側の日本海へ抜け、その後は中国大陸に上陸して、明日には温帯低気圧に変わると予想されています。
さらに、NHKの報道によりますと、新型コロナウイルス対策のため避難者の受け入れにも影響が生じており、九州各地の避難所では新型コロナウイルス対策で受け入れ人数を制限し、特に宮崎市内では19箇所で新たな避難者の受け入れができなくなっているということです。
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