台湾地震での死亡者が7人、負傷者は700人余に
4月 03, 2024 17:59 Asia/Tokyo
台湾で発生した地震による死亡者数が7人、負傷者が700人を突破しました。
ロイター通信などの報道各社によりますと、台湾当局は今回の地震による7人の死亡を確認した他、736人の負傷者が出ていると明らかにしました。
台湾の消防当局の発表では、震源に近い東部の花蓮では77人がトンネルや倒壊した建物に閉じ込められ、救出活動が行われており、このうち約60人は花蓮北部のトンネルに閉じ込められているということです。
消防当局はまた、地震による土砂崩れも起きていることを明らかにしました。
台湾中央気象局によりますと、現地時間の3日水曜午前7時58分(日本時間8時58分)、東部東海岸沖を震源とするマグニチュード7.2の強い地震が発生し、花蓮では7段階中2番目に強い「震度6強」を記録しました。
なお、震源の深さは15.5キロだったということです。
台湾国営メディアは、台湾では過去25年間で最も強い地震だったと報じました。
台北市では、これまでに既に50回以上の余震が観測されています。
なお、今回の地震に関して台湾総統府は、頼清徳次期総統が3日中に花蓮を訪れると発表しました。