日産ゴーン元会長逃亡支援の米親子、近く日本に引渡し

産経新聞が、日産自動車元会長のカルロス・ゴーン氏のレバノン逃亡を手助けしたとして米国で拘束された米陸軍特殊部隊の元隊員、マイケル・テイラー容疑者および息子のピーター容疑者が、近く日本側に引き渡される可能性があると伝えました。

産経新聞によりますと、27日の関係者取材でテイラー親子の日本への引き渡しが進んでいることが分かっということです。東京地検は今月下旬に検事らを米国に派遣し、米国側から身柄の引き渡しが実現すれば、親子を犯人隠避などの疑いで逮捕するとみられています。

会社法違反などの罪で起訴されたゴーン被告は、2019年12月に日本からプライベートジェットで不正に出国しました。テイラー親子ら3人が逃亡を手助けしたとして東京地裁は2020年1月に逮捕状を取得し、米当局は昨年5月、日本政府の要請に基づき米国内で親子を拘束しました。日本側は犯罪人引渡条約に基づき米国に身柄引き渡しを請求し、マサチューセッツ州連邦裁判所が引き渡し可能と判断したうえで、米国防省が10月に移送を決定していました。

これに対し親子の弁護側は「日本の刑務所で不正な取り扱いを受ける恐れがある」として移送差し止めを請求しましたが、連邦地裁は今年1月に申立てを棄却、ボストン連邦高裁および米最高裁もこの判決を支持しました。

ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。

https://twitter.com/parstodayj

https://www.instagram.com/parstodayjapanese/

http://urmedium.com/c/japaneseradio