ゴーン元会長逃亡支援の米国人親子、日本へ身柄引き渡し
3月 02, 2021 17:02 Asia/Tokyo
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日産自動車元会長のカルロス・ゴーン氏
日産自動車元会長のカルロス・ゴーン氏のレバノン逃亡を手助けしたとして米国で拘束された米陸軍特殊部隊の元隊員、マイケル・テイラー容疑者および息子のピーター容疑者の身柄が1日、日本側に引き渡されました。
NHKなど日本の各メディアが伝えたところによりますと、2人を乗せた航空機は2日未明、米ボストンの空港を出発しました。東京地検は出入国管理法違反ほう助と犯人隠避の疑いで、機内で2人を逮捕したとみられています。
会社法違反などの罪で起訴されたゴーン被告は2019年12月に日本からプライベートジェットで不正に出国しました。東京地検特捜部は2020年1月、テイラー親子ら3人が逃亡を手助けしたとして逮捕状を取得し、米当局は2020年5月、日本政府の要請に基づき米国内で親子の身柄を拘束しました。日本側は、犯罪人引渡条約に基づき米国に身柄引き渡しを要求し、マサチューセッツ州連邦裁判所が引き渡し可能と判断したうえで、米国防省が10月に移送を決定していました。
これに対し、親子の弁護側は「日本の刑務所で不正な取り扱いを受ける恐れがある」として移送差し止めを請求しましたが、連邦地裁は今年1月に申立てを棄却し、ボストン連邦高裁および米最高裁もこの判決を支持しました。
先月27日、産経新聞はテイラー親子の日本への引き渡しが進んでいると報じていました。
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