五輪聖火リレー、岐阜県2日目を実施 関ケ原町など回る
東京五輪の聖火リレーは4日日曜、岐阜県での2日目を迎え、雨が降る中ランナーは、天下分け目の関ケ原の戦いの舞台となった関ケ原町などを駆け抜けました。
NHKによりますと、岐阜県では4日日曜、2日目となる聖火リレーが行われ、ランナーは温泉地で知られる下呂市を午前8時前にスタートし、6つの市と町を回りました。
このうち、関ケ原の戦いの舞台となった関ケ原町では、雨が降り続く中でのリレーとなり、去年10月にオープンした「岐阜関ケ原古戦場記念館」を午後2時すぎに出発しました。ランナーたちは、れた路面に気をつけて聖火を運び、傘をさした沿道の人たちからは、「頑張れ」という声がかけられました。
また、石田三成が陣を構えたと伝わる笹尾山では、大河ドラマ「真田丸」で西軍を率いる三成を演じた俳優の山本耕史さんも参加しました。
今回の聖火リレーは、新型コロナウイルスの感染対策が徹底して行われており、岐阜県の実行委員会などは過度な密集が発生した場合は中断もありうるとしたうえで、応援はインターネットによるライブ中継でするよう呼びかけています。岐阜県での聖火リレーは4日夜ですべての日程を終了し、最後となる岐阜市では、ロープウエーを使って山頂の岐阜城に運ばれたあと、市街地を回ることになっています。
大阪府の吉村知事は、中止すべきだとしている大阪市での聖火リレーについて、近く、大会の組織委員会が方針を判断することになるという見通しを示したうえで、代替措置として公道以外の場所で関係者に限定する形で実施できないかを検討していると明らかにしました。
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