麻生財務相が国際課税巡るG20合意を歓迎、「画期的成果」
7月 11, 2021 18:57 Asia/Tokyo
麻生太郎財務相は、G20・20カ国・地域財務相・中央銀行総裁会議で国際課税の強化で合意したことについて「画期的な成果と強く歓迎している」との見解を示しました。
ロイター通信が10日土曜、伊・ベネチアから伝えたところによりますと、麻生財務相は会合後に現地で記者団に対し、さらに、債務削減による途上国支援では中国を念頭に、債務の透明性や説明責任を高めるよう主張したことを明らかにしています。
また、「世界経済やパンデミック対応、国際課税、気候変動、低所得国支援など幅広く議論した」とし、途上国の債務問題では「透明性や説明責任が重要」との認識をあらためて示した形となっています。
対面でのG20は2020年2月のサウジアラビア・リヤドでの会合以来、約1年5カ月ぶりのことで、日本からは麻生財務相のほか、日銀の黒田東彦総裁が出席しています。
また、今回の会合で黒田日銀総裁は、気候変動対応投融資をバックファイナンスする新しい資金供給制度導入に触れ、「気候変動に対する日銀の取り組み方針を説明した」ととし、「金融安定に向けた取り組みをさらに進めていくべき」との考えも表明しましたた。
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