9月 06, 2021 20:52 Asia/Tokyo
  • 加藤官房長官
    加藤官房長官

加藤官房長官は6日午後の会見で、英海軍と海上自衛隊の共同訓練の実施は、日英防衛協力が新たな段階に入った象徴であるとの見解を示しました。また、この日は岸防衛相が、米軍横須賀基地に寄港している英空母「クイーン・エリザベス」を視察しました。

加藤長官は、8月下旬から日本周辺で、自衛隊と同打撃群との共同訓練を実施してきたと説明。その上で、今回の共同訓練は日英の防衛協力が「新たな段階に入ったことを象徴している」と指摘し、さらに緊密な連携が推進されることを期待していると述べました。

一方、岸防衛相もこの日、横須賀を訪れ、空母打撃群に加わっているオランダのフリゲート艦や、英空母「クイーン・エリザベス」を視察し、艦内で司令官と意見を交わしました。

視察後、岸防衛相は記者団に対して、「イギリスの空母打撃群が、日本に寄港する意義は大きく、『自由で開かれたインド太平洋』の維持・強化のため、わが国との連携が地域の平和と安定を促進するものだと確信している」と述べ、両国の防衛協力を一層深化させていく考えを示しました。

クイーン・エリザベスを中心とする空母打撃群は、ことし5月からインド洋や太平洋で長期展開を行っています。先月24日には、沖縄海上で自衛隊とも共同訓練を行いました。

このような動きに対し、中国外務省は先月25日、「中国は一貫して、国と国における軍事協力は、地域の平和や他国の利益を損ねるべきではない」との声明を出してけん制しています。

 

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