沖縄県知事が沖縄・北方大臣と会談、県民の辺野古移設工事中断要望を伝える
(last modified Sat, 09 Oct 2021 11:32:27 GMT )
10月 09, 2021 20:32 Asia/Tokyo
  • 沖縄県の玉城知事
    沖縄県の玉城知事

沖縄県の玉城知事が西銘沖縄・北方担当大臣と会談し、アメリカ軍普天間基地の移設工事の即時中断と、県との協議の場の設定を求めました。

NHKによりますと、9日土曜昼前に沖縄県庁で行われた会談で玉城知事は、就任後初めて沖縄県を訪れた西銘大臣と会談し、来年度以降も国の沖縄振興予算について3000億円台の確保を求め、政府が検討を進めている沖縄の新たな振興策については、「新時代の沖縄を展望して、より深化した振興策の展開を目指したい」とした上で、税制などさまざまな特別措置をさらに拡充するよう要求しました。

一方、アメリカ軍普天間基地の名護市辺野古への移設工事について、「多くの県民の反対意思が示されている上、工事の完了までに、およそ12年を要する」と述べ、工事を直ちに中断し、国と沖縄県との協議の場を設けるよう求めました。

これに対し、西銘沖縄・北方担当大臣は「沖縄振興を担当する大臣として重く受け止めていきたい。謙虚に現場に出向いて、皆さんの声を聞いて、全力で頑張っていきたい」と応じました。

また、会談のあと記者団に対し、玉城知事が普天間基地の辺野古への移設に関して国と沖縄県との協議の場を設けるよう求めたことについて、「辺野古に限った問題ではなく、玉城知事は岸田総理大臣や松野官房長官に会いたいという思いがあろうかと思うので、そのような話があったということは、閣議が終わった後でも伝えられると思っている」と述べています。

 

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