文科省が教員不足に関する初の調査 全国で2000人以上が不足
1月 31, 2022 21:45 Asia/Tokyo
文部科学省は31日月曜、全国の教員不足に関する初の調査結果を公表し、それによると昨年4月の始業日時点で2558人が不足していたことがわかりました。
共同通信によりますと、この調査は、全国の公立小中高校、特別支援学校の教員数について文部科学省が都道府県や政令市の教育委員会などに対して行ったものです。
それによると、昨年4月の始業日時点で2558人が計画通り配置されず、全体の5.8%にあたる1897校で教員不足が生じていました。
また、5月1日時点でも4.8%に当たる1591校で2065人が不足していました。NHKによりますと、学校種別の内訳は小学校で979人、中学校で722人、高校で159人、特別支援学校で205人でした。
教員が不足した学校では、一部の科目の授業が実施できなかったケースもあったということです。
文科省は「不足が生じているのは望ましい状態ではない」として、支援策を講じる方針です。