西銘復興相、「被災者の心のケア きめ細かく取り組む」
(last modified Sun, 13 Mar 2022 09:07:08 GMT )
3月 13, 2022 18:07 Asia/Tokyo
  • 東日本大震災の発生から11周年
    東日本大震災の発生から11周年

東日本大震災の発生から11周年に当たり、西銘復興大臣が「被災者の心のケアにきめ細かく取り組む」としました。

NHKが13日日曜、報じたところによりますと、西銘復興大臣はNHKの「日曜討論」で今後の復興について、被災者の心のケアなどソフト面の対策に引き続き、きめ細かく取り組んでいく考えを強調しています。

この中で西銘復興大臣は「復興道路などハード面は整ってきたが、被災者の心のケアや新しいコミュニティーの形成、生きがいづくりなど、ソフト面の対策はまだまだ課題として残っている。心のケアは若年層から高齢層までそれぞれの課題がある。しっかり、きめ細かに支援していかなければならない」と強調しました。

一方、東京電力福島第一原子力発電所周辺の帰還困難区域のうち、避難指示解除の見通しが示されていない地域への対応について「帰還希望者がいる地域を中心に将来的にはしっかりと除染し、住民の帰還に取り組んでいく考え方に全く揺らぎはない」と述べています。

警察庁などによりますと、2011年3月11日に発生した東日本大震災による死者・行方不明者は1万8423人となっているほか、避難生活で体調を崩すなどして亡くなる震災関連死は3786人に上りました。

なお、避難生活を送る人は福島の被災者を中心に、現在でも3万8139人に及んでいます。

福島県ではこの春、帰還困難区域の一部で避難指示が解除される予定ですが、住民の帰還が進むかは不透明とされ、地域をどう維持していくかも課題となっています。

 


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