イーロン・マスク氏の「日本はいずれ消滅」ツイートが波紋

米テスラ社のＣＥＯであるイーロン・マスク氏が、日本の出生率低下について「日本はいずれ消滅する」とツイートしたことが大きな波紋を呼んでいます。

マスク氏は今月７日、ツイッターで日本の出生率低下について、「当たり前のことだが、出生率が死亡率より高くならなければ、日本はいずれ消滅するだろう。これは世界にとって大きな損失だ」と投稿しました。

マスク氏が言及したのは、日本の総務省が先月に発表した統計で、昨年の日本の死亡者数が１４４万人で出生数の８３万１０００人を大幅に上回ったことを指しているものと見られます。

マスク氏のこのツイートに対して、日本のツイッターユーザーからはおおむね同意する意見が多く寄せられました。

それらの意見では、長年のデフレで賃金が上昇せず、非正規雇用が増加したことで、若者が結婚や出産を考える経済的余裕がないことや、政府による子育て支援策が不足していること、また日本社会の特徴として、子育て世代を社会で支える発想が乏しいことなどが指摘されています。

その一方で、海外の専門家などからは、「移民の流入数にも左右されるため、問題は単純ではない」「真の問題は、人口減少による社会の混乱である」などとの指摘もあがっています。

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