2月 26, 2023 20:50 Asia/Tokyo
  • サウジアラビアのムハンマド皇太子
    サウジアラビアのムハンマド皇太子

人権団体ダウン(DAWN)が、サウジアラビアのムハンマド皇太子の指示による拷問について新たに公表しました。

サウジ当局は2017年11月、同国史上最大規模の排除作戦とされた作戦の中で、首都リヤドにある高級ホテル、リッツ・カールトンに政府関係者や大富豪の王子たちなどを含む数十人を拘束しました。

レバノンのアルマヤーディンテレビのインターネットサイトによりますと、人権団体DAWNは報告の中で、「サウジアラビアの大臣の一人、ムハンマド・ビン・アブドルマレキ・アレシェイク氏は、ムハンマド皇太子の指示のもと、リッツ・カールトンホテルで拘束された大富豪の王子たちに拷問を加え、彼らから身代金を受ける義務を担っていた」としました。

この報道によれば、アルシェイク大臣は少なくとも3人の拘束者への拷問を監視し、王子や元政府関係者、大富豪の財産を違法に没収していました。

リッツ・カールトンホテルで拘禁されていた者の一人、サリム・アルマズィニ氏によれば、アレシェイク大臣は拘束者への拷問に直接参加していました。

アルマズィニ氏はまた、「自分の拷問には将官やほかの人物10人が参加していた。彼らは在トルコ・サウジ領事館内でサウジアラビア人ジャーナリストのジャマール・カショギ氏を殺害した人物だった」としています。

アレシェイク氏がムハンマド皇太子の側近顧問の一人で、2020年に同国の知的所有権機関の館長に任命されていたことは注目に値します。

同氏はまたサウジの内務大臣、閣僚会議や経済発展評議会のメンバーなどを歴任しています。

 

 


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