6月 25, 2016 16:50 Asia/Tokyo
  • 世界ゴッツの日を前に

パレスチナ人への支持を表す世界ゴッツの日を前に、25万人を超える人々が、ラマザーン・断食月の3度目の金曜礼拝に出席するため、アクサーモスクを訪れました。

ナジャフィー解説員

シオニストは、聖地ベイトルモガッダス・エルサレムで厳戒態勢を敷き、この町に数千人の要員を配置しています。彼らは、45歳以上のパレスチナ人にのみ、アクサーモスクで金曜礼拝を行う許可を与えました。そのため、数千人のパレスチナ人が、アクサーモスクでのラマザーン月3度目の金曜礼拝に参加することができませんでした。

 

世界ゴッツの日を前に、多くのパレスチナ人が連帯を示したことは、パレスチナ人の抵抗の象徴であるこの日の役割を、改めて証明しています。パレスチナ人は、特に聖地でのシオニスト政権イスラエルの覇権主義や拡張主義に屈するつもりはないこと、自分たちの神聖に対する冒涜を受け入れないことを示しました。強い決意によって、アクサーモスクの列に並んだパレスチナ人の行動は、聖地ベイトルモガッダスを首都とするパレスチナ国家の樹立を断念するつもりはないという意志の表れです。

この数週間、聖地での金曜礼拝に大勢のパレスチナ人が参加していることから、パレスチナの理想へのイスラム教徒の世界的な支援を示す世界ゴッツの日が、パレスチナ人の士気を高めていることが明らかであり、それは、世界の人々が今年も例年と同じように、世界ゴッツの日に壮大な行進を行うであろうことを知らせています。

パレスチナ情勢は、ここ数日、世界ゴッツの日に関するニュースの影響を受けています。この日を世界ゴッツの日にするとしたのは、イスラム共和国の創始者ホメイニー師です。この日、パレスチナ人や世界のイスラム教徒は、デモや集会、さまざまな儀式を行うことで、パレスチナ人の理想への支持とシオニスト政権への嫌悪を表します。ホメイニー師は、1979年8月初め、ラマザーン月最後の金曜日を世界ゴッツの日にすると宣言し、シオニストの占領からのパレスチナ領土と聖地の解放に向けた、世界各地、特にパレスチナでの人々の大規模な運動を呼び起こしました。

世界ゴッツの日は、シオニストに対する抗議とパレスチナ人への支持の歴史における転換点と見なされます。そのため、パレスチナ人と世界のイスラム教徒は、この日を、国際関係において、パレスチナ人への支持と覇権主義排除の新たなページを開くものと見なしています。

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