6月 28, 2016 18:20 Asia/Tokyo
  • 国連のイスラエルの犯罪への反応

ラマザーン月の最終金曜、パレスチナ人を支持する「世界ゴッツの日」を前に、国連事務総長が28日火曜、パレスチナのガザ地区を訪問します。

ナジャフィー解説員

国連のパン事務総長は、ガザ地区訪問を前に、イスラエルによるガザ封鎖継続とベイトルモガッダスをはじめとするパレスチナ人居住区への拡張主義への反対を強調しました。パン事務総長は、27日月曜、イスラエル(被占領地パレスチナ)を訪問し、「イスラエルによるパレスチナの領土の占領は、パレスチナの人々の生活に破壊的な影響を及ぼしている」とはっきりと語りました。また、同事務総長は、シオニスト政権イスラエルのリブリン大統領との会談で、同政権によるパレスチナの占領とその継続を非難しました。

国連人権理事会も、パレスチナ人に対するシオニスト政権の侵略の停止を求めました。国連のパレスチナ人権問題担当のファルク特別報告者も、世界ゴッツの日をシオニスト政権の占領に対するパレスチナ人との団結を示す日だとしました。ファルク特別報告者は27日、世界ゴッツの日を前に、「世界ゴッツの日は、特にイスラム世界において、パレスチナ人の闘争、聖地におけるイスラエルの占領に対する抵抗、シオニスト政権とその拡張主義に対する怒りを示すための日である」と語りました。また、世界ゴッツの日の影響について触れ、「このような日はパレスチナ人への世界的な支持を集め、彼らの最終的な勝利のための手段として非常に重要なものである。パレスチナ人は、数十年の間、住む家を追われ、当然の権利を奪われ、圧制のもとで生活し、苦しんでいる」と述べました。

ラマザーン月の最終金曜は、イランイスラム共和国の創始者ホメイニー師の提唱により、パレスチナ人を支持する世界ゴッツの日とされています。この日は、世界の人々、とくにイスラム教徒がシオニスト政権の人種差別的な政策に嫌悪を表明する絶好の機会です。

明らかに、こうした状況の中、世界ゴッツの日の開催は、イスラエルの覇権主義に対する抵抗に向け、パレスチナ人の士気を鼓舞すると共に、パレスチナ問題に一般の人々を注目させています。世界各地での世界ゴッツの日の式典の大々的な開催は、これまで以上に、ホメイニー師のイニシアチブが、パレスチナ人を支持する国際社会の構造に新たな風を吹き込み、実際、国際社会の消極的な対応を終わらせたことを明らかにしています。ホメイニー師のイニシアチブにより、全世界がこれまで以上にシオニスト政権の犯罪や危険性に目を向けることは間違いないでしょう。

世界ゴッツの日は、シオニストに対する抗議とパレスチナ人に対する支持における世界的な努力の歴史的な転換点と見なされており、ここ数年の国連のアプローチは、世界ゴッツの日といった機会から発生した世界的な運動を受けたものとされています。

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