11月 16, 2023 16:16 Asia/Tokyo
  • ラピド氏とベンヤミン・ネタニヤフ首相
    ラピド氏とベンヤミン・ネタニヤフ首相

シオニスト政権イスラエル前首相が、同政権の現職首相の即時辞任を求めました。

フランス通信によりますと、イスラエルの前首相で野党指導者のヤイル・ラピド氏は15日水曜、ベンヤミン・ネタニヤフ首相に対し、パレスチナ・イスラム抵抗ハマスとの紛争終結を待たずに「即時」退陣するよう要求しました。 

 ラピド氏は現地ニュース専門局N12のインタビューで、「ネタニヤフ氏は即刻辞任すべきだ。われわれには変化が必要であり、(そのためには)ネタニヤフ氏が首相であり続けることはできない」と述べています。

また「国民の信頼を失った首相の下で、長い軍事作戦を遂行することは許されない」とも語りました。  

ハマスが先月7日に対イスラエル攻撃「アクサ―の嵐」作戦を実施した4日後、ネタニヤフ首相と中道右派の野党指導者ベニー・ガンツ前戦争相は、紛争下における「挙国一致内閣の発足で合意した」と発表していました。  

しかし、その一方でラピド氏はこの内閣には参加しないと述べ、ハマスの攻撃を受けたというイスラエル指導者らの失敗は許しがたいと非難しました。

ラピド氏はさらにN12とのインタビューで、早期の総選挙ではなく、ネタニヤフ氏が率いる右派与党リクードの党首交代による新政権発足につながる議会の不信任投票を提案し、「今は選挙をやっているときではない。リクードの別の首相による国家再建を選ぶべきだ」と述べています。  

去る10月7日、パレスチナ武装勢力はイスラエル占領軍の拠点に対抗してパレスチナ南部ガザ地区から「アクサーの嵐」と呼ばれる奇襲作戦を開始しました。

シオニストが牛耳るイスラエルはパレスチナ抵抗勢力への敗北に対する埋め合わせと報復、そして抵抗勢力の活動を停止すべく、ガザ地区に通じる全ての検問所を閉鎖し、同地区を爆撃しています。

これに先立ち、シオニスト系メディアは、「ガザ侵攻とその実行方法に関して、イスラエルの政治家と軍事関係者の間で意見の相違が増大している」と報じていました。

 


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