10月 25, 2017 21:16 Asia/Tokyo
  • サウジアラビアの負債が増加
    サウジアラビアの負債が増加

原油の国際価格の低下とサウジアラビアの歳出の増加により、同国の負債がおよそ8倍に膨れ上がっています。

トルコのアナトリア通信によりますと、この2年間での原油の値下がりのため、サウジアラビア政府は外部からの資金調達に乗り出しました。

サウジアラビア財務省は、「今年8月までに、わが国の負債は861%増加した」と表明しています。

この報告によりますと、サウジアラビアはこの2ヶ月間のみでおよそ100億ドルの小切手を発行し、125億ドルの国債を発行しています。

さらに、今年の第3四半期におけるサウジアラビアの負債は、原油価格の低下によりおよそ1130億ドル増加しています。

サウジアラビア財務省の発表では、同国の昨年の負債額は6400億ドルとされています。

サウジアラビアは、OPEC・石油輸出国機構に加盟する最大の産油国ですが、2014年中盤から原油価格が大幅に値下がりしたことを受け、これまで歳入の不足に悩まされています。

サウジアラビアのイエメンへの軍事攻撃

 

政治・経済の専門家によれば、サウジアラビアの赤字予算や歳入の減少の重要な原因は原油の値下がりのほか、シリアやイラクに対するサウジアラビアの内政干渉、そしてイエメンへの軍事攻撃とされています。

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