3月 15, 2016 20:41 Asia/Tokyo
  • パレスチナ人に対するイスラエルの犯罪の継続

ヨルダン川西岸のアルハリル東部で、シオニスト政権イスラエル軍の攻撃により、新たにパレスチナ人の若者3名が殉教しました。

ナジャフィー解説員

これまで、ヨルダン川西岸各地でのシオニスト政権によるパレスチナ人への弾圧の拡大により、パレスチナ人122人が殉教しました。パレスチナの負傷者を支援する協会は、イスラエル軍によってパレスチナ人14万人以上が負傷したことを明らかにしました。ガザのパレスチナ人負傷者支援協会は、「パレスチナ人の負傷者の日」に際し、「パレスチナでは14万人以上の負傷者が暮らしており、そのうち1万6000人は、最近の聖地ベイトルモガッダスでの抵抗運動の中で、シオニスト政権の攻撃を受けて負傷した」と発表しました。

この協会の責任者は、「パレスチナ人の負傷者全体の40%が身体に障害を負っており、現在、ガザでは8万人の負傷者が暮らしている」と語りました。

ヨルダン川西岸ラマラのパレスチナ保健省の報道官は、「シオニスト政権は、パレスチナ人に対する攻撃で禁止兵器を使用しており、それにより、パレスチナ人は身体に大きな被害を蒙っている」としました。シオニスト系の新聞は、過去2年の間に、パレスチナ人に対して6万回、禁止兵器が使用されたことを認めています。シオニスト系の新聞ハーレツは、イスラエル軍は2年前から、パレスチナ人に対して新型のスポンジ弾を使用していることを認め、「これにより、聖地東部に住むパレスチナ人の多くが視力を失ったり、顔や手足を骨折したりしている」としました。

シオニストの警察が、この政権の人権組織に提示した情報や統計によれば、警察は、2014年に3万5000回以上、2015年にはおよそ2万2000回、パレスチナ人に対してこの新型のスポンジ弾を使用したということです。

一方、過去の使用回数は、2011年がおよそ3610回、2012年がおよそ5860回、2013年がおよそ7162回でした。

このような状況の中、パレスチナイスラム抵抗運動ハマスのメシャール政治局長は、聖地の抵抗運動の継続は、パレスチナ人を守るためのものだとしました。メシャール政治局長は、フランスのテレビ局・フランス24のインタビューで、聖地の抵抗運動は、パレスチナ人の権利を守るための人々の自発的な動きだとしました。メシャール局長は、ハマスやパレスチナ抵抗グループ抵抗運動は、パレスチナの人々と領土を守るためのものだとし、「パレスチナ人は、シオニストの軍と武器を持った入植者の侵略の犠牲になっており、現在、ヨルダン川西岸と聖地ベイトルモガッダスには、60万人のシオニスト入植者が暮らしている」と語りました。

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