Pars Today
イラン外務省のキャンアーニー報道官が、スウェーデン及びデンマークでのコーラン冒涜事件に触れ、「焚書が言論の自由だというなら、中世という暗黒の時代は欧州における自由の黄金時代だったことになる」と語りました。
イラン、イラク、レバノン、ナイジェリアなど各国のイスラム教徒らがデモを行い、スウェーデンにおけるイスラムの聖典コーランへの侮辱行為を非難しました。
イラン・イスラム革命最高指導者のハーメネイー師が、スウェーデンで発生したイスラム教の聖典・コーランの焼却および侮辱について談話を発表し、「苦々しく、陰謀めいた危険極まりない行為」とし、「事件の実行犯に最大級の刑罰を与えることが、イスラム学者たちの要請だ」と強調しました。
スウェーデンの首都ストックホルムで先月28日にイスラム教の聖典・コーランを燃やし冒涜した過激派セルバン・モミカ氏は、20日木曜にも同国警察の許可を得た上で再びコーランを冒涜しました。この行為をめぐりイスラム諸国からは、怒りや憤り、さらにスウェーデン政府への反発が巻き起こっています。
イラクの首都バグダッドにあるスウェーデン大使館が、同国の宗教指導者ムクタダ・サドル師の支持勢力らにより放火されました。
リトアニア・ビリニュスで、トルコとスウェーデンの首脳およびNATO北大西洋条約機構の事務総長による三者会合が行われ、共同声明が発表されました。
スウェーデンでイスラム教の聖典・コーランが冒涜されたことは、イスラム世界を中心に各国へ拡散され、多くの非難を巻き起こしています。
スウェーデン警察が、同国首都ストックホルムにある主要なモスクの前で、イスラムの聖典コーランを焼却する許可を出しました。
イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相と、スウェーデンのビルストロム外相は、電話会談の中で、両国の更なる関係拡大を求めました。
スウェーデン軍が、自国が武力攻撃を受ける可能性は否定できないとし、NATO北大西洋条約機構への可及的速やかな加盟を訴えました。