イラン最高指導者が、スウェーデンでのコーラン焼却について談話
7月 22, 2023 20:31 Asia/Tokyo
イラン・イスラム革命最高指導者のハーメネイー師が、スウェーデンで発生したイスラム教の聖典・コーランの焼却および侮辱について談話を発表し、「苦々しく、陰謀めいた危険極まりない行為」とし、「事件の実行犯に最大級の刑罰を与えることが、イスラム学者たちの要請だ」と強調しました。
ハーメネイー師はその上で、「スウェーデン政府は、犯罪者を擁護したことでイスラム世界を敵に回し、それらの国民や政府から敵意を買うことになった」とし、「スウェーデン政府がすべきことは、事件の実行犯をイスラム諸国の司法機関に引き渡すことだ」としました。
また、「事件の裏で手を引いている者たちは、コーランの威厳が日増しに高まり、その先導性がますます輝いていることを知るべきだ。このような陰謀やそれを唱える者たちは、コーランの輝きを止めるには力が及ばない」と強調しました。
今月20日、イラク・スウェーデンの二重国籍者であるセルバン・モミカ氏が、スウェーデンの首都ストックホルムで、コーランを燃やす行為に及び、世界中のイスラム教徒から強い反発を受けました。
多くのイスラム諸国がこの行為を非難し、自国に駐在するスウェーデン大使や外交官を召喚しました。
イランもスウェーデン大使を外務省に召喚し、現在の大使の任期が間もなく切れることから、ライースィー・イラン大統領の指示により、スウェーデン政府が事件の再発防止策を講じない限り、数日後に着任予定の同国の新大使を受け入れないとしました。
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