アルメニア・アゼルバイジャン両国の首脳が、ナゴルノ・カラバフ紛争と今回の軍事衝突に関して、自身の見解を表明しました。
国連は7日水曜夜、声明を発表し、ナゴルノ・カラバフ地域での戦闘の即時停止を求めました。
イランのローハーニー大統領が、「わが国の国境地帯にテロリストが存在するのを許さない」と強調しました。
アゼルバイジャン共和国領内にあるアルメニアの実効支配地、ナゴルノ・カラバフをめぐり両国の衝突が続いていることを受け、イランのローハーニー大統領は、衝突が一刻も早く終結するよう強調するとともに、「イランは、国際法に基づくアゼルバイジャンとアルメニアの対立解消に向けた用意がある」と語りました。
イラン外務省が正式な書簡の中で、アゼルバイジャンとアルメニア両国に対し、イラン領にロケット弾が着弾したことに対するイラン政府の強い抗議の意を伝えました。
イランのザリーフ外相とロシアのラブロフ外相が電話会談し、政治的手法をもってナゴルノ・カラバフ問題の解決を図るよう強調しました。
アゼルバイジャン共和国のイルハム・アリエフ大統領が、「ナゴルノ・カラバフ地域のうち、複数の住宅地と戦略的丘陵地帯が解放された」と語りました。
ナゴルノ・カラバフ地域をめぐるアルメニアとアゼルバイジャン共和国の両国軍の衝突が、現在も継続しています。
イスラム革命最高指導者国際問題担当顧問のベラーヤティ氏は、ナゴルノ-カラバフ地方をめぐるアゼルバイジャンとアルメニアの間の紛争には軍事的な解決策はない」と述べています。
イラン外務省のハティーブザーデ報道官が、イランはナゴルノ・カラバフをめぐりアルメニアとアゼルバイジャン両国が紛争状態にあることを指摘し、「わが国は、アゼルバイジャンとアルメニアの衝突をなるべく早期に終結させるための計画を用意している」と語りました。