Pars Today
アメリカ政府が核問題に関するイラン側の提案を精査している中、同国のバイデン大統領は21日日曜夜、ドイツのシュルツ首相、フランスのマクロン大統領、イギリスのジョンソン首相と電話会談を行いました。
イラン国会・国家安全保障外交政策委員会が核協議の状況について、「(合意文書の)草案は大部分準備ができたものの、一部の問題がまだ残されている」としました。
イランのライースィー大統領は、「いずれの協議や会合においても、国民の権利を断念することなく、政府は国家の発展と問題解消に向けた努力を精一杯に継続していく」としました。
在オーストリア・ウィーン国際機関ロシア代表部のウリヤノフ常駐代表は、「制裁解除を目指すウィーン協議で合意が成立する可能性はある」と述べました。
シオニスト政権イスラエルの治安関係者が、2018年に当時のトランプ米大統領に核合意離脱を迫ったことに関して、後悔の意を表明しています。
韓国のチョ・ヒョンドン第1外務次官は19日、対イラン制裁解除を目指すウィーン協議で米国代表を務めるマレー・イラン担当特使と、協議調整役のモラ欧州対外行動庁事務次長と個別に電話会談を行いました。
アミールアブドッラーヒヤーン・イラン外相は、「わが国はアメリカ側からの回答待ちの状態だ」とし、「わが国の譲れない一線の全てが考慮され、合意による完全な経済的利益獲得が間近に確認できたら、核交渉の次の段階について協議がなされる」と語りました。
アメリカの金融情報サイト・ブルームバーグが、米政府高官とのやり取りがあり、対イラン制裁解除を目指すオーストリア・ウィーン協議の情報を持つ、あるヨーロッパ外交官の話として、EUは、核合意復活案に対するイラン側の回答は建設的なものだとした、と報じました。
オーストリア・ウィーン協議のイラン代表団顧問を務めるマランディー氏が、「この協議の目的の1つは、核合意からの離脱に対し米国が支払う代価を引き上げることだ」と述べました。