Pars Today
イランが、核合意復活と制裁解除を目指すオーストリア・ウィーン協議の合意文書の最新草案に関する回答を、ヨーロッパ側の交渉調整官に提出しました。
イランが、JCPOA包括的共同行動計画(通称;核合意)の完全実施再開への道筋に関して欧州が提案した文章に回答し、「米国が現実的かつ柔軟であれば最終合意は成立するだろう」としました。
在オーストリア・ウィーン国際機関のウリヤノフ・ロシア常駐代表が、EUの提案に対するイランの回答を建設的なものだとし、「現在、ボールはアメリカ側のコートにある」と語りました。
イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相は、「今後数日間が核関連の合意にとって重要な日々であり、我々はアメリカ側の決断を待っている」と述べました。
イラン外務省のキャンアーニー報道官は、「核合意復活交渉には、必ず合意の余地が存在している。もっともそれは、イランの譲れない一線の遵守と、核合意による利益の保証が条件だ」と強調しました。
イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相が、ツイッターにおいて米ホワイトハウスに向けて、「イランと我が国民に対して脅迫的な発言を行っても、結果が得られることはない」と指摘しました。
在オーストリア・ウィーン国際機関のウリヤノフ・ロシア常駐代表は、西側による対イラン制裁は近く解除される可能性がある、との予測を示しました。
中国外務省の汪 文斌報道官が、「アメリカは、自ら核合意から違法に離脱した側として、一刻も早く政治的な決断を下すとともに、イランの正当な懸念に対応すべきだ」と語りました。
在オーストリア・ウィーン国際機関常駐ロシア代表のウリヤノフ氏が、「対イラン制裁解除を目指してのウィーン協議の行き先を楽観視している」と語りました。
アメリカが行使した一方的かつ圧政的な対イラン制裁の解除を目指して、オーストリア・ウィーンでの協議が続く中、イラン代表団首席代表のバーゲリーキャニー外務次官および、この協議の調整官を務めるEU対外行動庁のモラ事務次長が5日金曜、会談を行いました。