イラン国家マイクロエレクトロニクス・プログラムのアルジュマンディー副主任が、同分野において国内の知識企業が生産した製品をアメリカのNASA・航空宇宙局およびMIT・マサチューセッツ工科大学が購入していると述べました。
知識ベース産業は今日の世界経済において重要な基盤となっています。これらの企業は知識やイノベーションをもとに運営され、イランの知識ベース企業も、ナノ、医療技術、医薬品、医療機器などの分野で西アジア地域や世界各地に製品を輸出するなど活発に活動しています。
10世紀にイランで生まれたイスラム世界最高峰の知識人であるイブン・スィーナー(980~1037)は、活版技術が発明される前の時代に活躍した人物でしたが、AI(人工知能)時代を生きる我々が抱える問いをすでに提起していました。それは、「どうすれば人間は人間たりうるか?」というものでした。
イランはイスラム革命以降の過去45年間で、重要かつ実感的な数々の成果を挙げてきましたが、その1つに、学術・科学分野での大きな成果が挙げられます。
イラン科学技術研究省のダーダーシュプール大学生庁長官が、「わが国は知識生産の分野で世界ランク15位にある」と語りました。