Pars Today
アメリカは20日の安保理会合において、理事国国のうち13カ国が賛成票を投じたにもかかわらず、またもやパレスチナ・ガザ地区での即時停戦決議案に拒否権を行使しました。
20日の安保理会合でアメリカがガザ停戦決議案に拒否権を発動したことは、各国から多くの批判を招きました。
8日の安保理緊急会合に提出されたガザ停戦決議案がアメリカの拒否権行使により否決されたことをうけ、グテーレス国連事務総長は安保理に苦言を呈しました。
イラン政府のバハードリージャフロミー報道官が、国連安保理に提出されていたパレスチナ・ガザでの停戦決議案がアメリカの拒否権発動で否決となったことを受け、「多数の子どもを含むパレスチナ人1万7000人の虐殺という、シオニスト政権イスラエルによる戦争犯罪は、米国に主な責任がある」としました。
国連安保理は8日の緊急会合でUAE・アラブ首長国連邦が提出したガザ停戦決議案を採決し、常任・非常任理事国あわせて15カ国のうち13カ国が賛成票を投じましたが、英国が棄権、アメリカが拒否権を発動し、否決されました。
国連安保理は8日の緊急会合でUAE・アラブ首長国連邦が提出したガザ停戦決議案を採決し、13カ国が賛成票を投じましたが、アメリカが拒否権を発動し否決されました。
中国の張軍国連大使は、8日に開かれた国連安保理でアメリカがガザ停戦決議案に拒否権を発動したことを批判しました。
パレスチナ・イスラム抵抗運動ハマスは、シオニスト政権イスラエルによるパレスチナ国民への残忍な侵略を止めさせるべく、国際社会が責任を果たすよう求めました。
米国のバイデン政権が国連の安全保障理事会の改革をめぐり、拒否権を持たない常任理事国を最大で6カ国追加する案を検討していると、米紙「ワシントン・ポスト」が伝えました。
マレーシア元首相が、国連安保理で認められている拒否権について批判しました。