Pars Today
イランは、「核合意の相手側諸国が責務履行に戻るならば、我が国も同様に戻る」としています。
イラン国内に設置された、新しい高性能遠心分離機数百基の稼動命令が発令されました。
イラン原子力庁のキャマールヴァンディー報道官は、遠心分離機への六フッ化ウランガス注入は、「制裁解除とイラン国民の利益保護のための戦略的措置法」で同庁に対し定められた義務だと強調しました。
アメリカの複数のメディアが22日木曜、IAEA国際原子力機関の話として、「イランは、ナタンズのウラン濃縮施設にさらに高性能の遠心分離機を設置する決定をIAEAに通知している」と報じました。
在オーストリア・ウィーン国際機関のガリーブアーバーディー・イラン代表が、イラン中部ナタンズとテヘラン南部近郊ゴムにあるフォルド核施設にIR2m型およびIR6型の遠心分離機が設置されたことを明らかにしました。
IAEA国際原子力機関は報告書の中で、「イラン中部ナタンズ核施設にて、最新式のIR-2m遠心分離機へのウラン注入が開始された」と発表しました。
イラン原子力庁のサーレヒー長官は、今年7月にイラン中部・ナタンズの核施設で残酷かつ破壊的な爆破行為が起きたことに言及し、「施設内で、より近代的な製造スペースの建設が始まった」と語りました。
イラン国会・国家安全保障・外交政策委員会のアムーイー報道官は、「テヘラン南部ゴムにあるフォルド核施設で、遠心分離機1044基による4.5%濃度のウラン濃縮作業が実施されている」としました。
テヘランの南方にある核施設において6日水曜、イランは核合意の責務縮小の4段階目が開始されました。
イランが核合意の責務縮小の第4段階に踏み切ったことに対し、EUは自身の責務不履行に言及することなく、イラン側に核合意の義務の遵守を強く求めました。